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荒木 茂(あらき しげる、1884年 - 1932年)は、言語学者、日本におけるペルシア学の先駆者である。 == 経歴・人物 == 福井市生まれ。1905年に渡米、のちコロンビア大学に入学。ゾロアスター教研究の権威であるインド・イラン語学者アブラハム・ヴァレンタイン・ウィリアムズ・ジャクソン(:en:A. V. Williams Jackson)に6年間師事、文学修士号を取得した。コロンビア大学聴講生になった新進作家中條百合子(宮本百合子)と知り合い、1919年に現地で結婚したが、1924年に離婚している。 1920年に帰国。女子学習院教授を務め英語を教えるかたわらで、東京帝国大学文学部講師としてペルシア語を講じペルシア文学を研究した。1922年からは、学術普及を目的とした財団法人啓明会より研究補助を得て、ペルシアに関する研究資料の収集に努めた。著書に『ペルシア文学史考』(岩波書店、1922年)がある。 東京大学文学部言語学研究室に荒木文庫があり、目録『波斯関係図書目録:荒木茂氏蒐集』(田中於菟弥編述、1934年)が作成されている〔荒木文庫(荒木茂) 東京大学文学部言語学研究室〕。 評伝に、大野延胤『風の如くに―荒木茂の生涯』(近代文芸社、1995年)がある。百合子の小説『伸子』(1928年)『二つの庭』(1947年)『道標』(1950年)に「佃一郎」の名で描かれ、映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』(2011年)とその原作(1990年)では実名で登場している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒木茂 (言語学者)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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